20170111 フェイジョア、ストック、ソリダスター 瓶花

  • 2017.01.12 Thursday
  • 14:18

 

年末は仕事が忙しく、12月に一度も行かれないのが2年連続だったため、やむなく今年は最初から決めて、12月は休みを取った。

なので、ほぼ1か月ぶりのお稽古。

まだまだ寒いのに、ストックがいい香りで、ああもうすぐ春がやってくる、とおもわず幸せに浸ってしまう。

お花は偉大だ。

 

フェイジョアってはじめていけるかもしれません。

先生は「矯められない」と仰ったけれど、「折れないでお願い」と念じながら手のひらで枝をあたためつつ、ほんの少しならなんとか矯められました。

この時期の常緑樹って、あけっぴろげであまり風情はないけれど、生命力を感じる。

それを表現したいのもあって、瓶の口元には、できるだけ新芽が青々としている部分を使ってみた。

フェイジョアは手前の口元と左うしろに入れた枝も含めて、すべてが主枝のつきえだのようにあしらう。

 

ストックの花は、口元のは気持ち短めでたっぷり寝かす。わたしは長くしてしまう傾向があるので注意。

高く使う方のストックは、奥から入れる。これも注意。

 

ソリダスターは中高にして、前後を低く。

ソリダスターの葉は、フェイジョアのグリーンとかぶるので90%くらいは落とした。

 

フェイジョアの葉もだいぶ間引いて出来上がり!

 

 

JUGEMテーマ:趣味

090916瓶花直立形

  • 2009.09.19 Saturday
  • 21:56


紫苑の様式をベースにした瓶花です。

花材:紫苑2輪、紫苑の葉5枚、鶏頭3輪、薄3本

紫苑の様式は、花を葉で三方で囲む直立型。
まず、紫苑の花と葉二枚をワイヤーで結びます。
直立型の花の高さは花器の高さの1,5倍ですが
秋の花なので、若干高め。
葉は少し低めにしないと花が高く見えないので注意です。
葉は、花の後ろと右に添えて
いけたときに見えないくらいの少し低い位置でワイヤーで留めます。



後ろに葉を添えるものは、その分前傾をきつく。

副枝はぐらぐらしないように横木止め。
左に開く姿が美しい葉を選びます。



そして副枝の前に、副枝の方を向くように1枚葉を添えます。

客枝は鶏頭で取り、しっかりと副枝よりも低く前傾させます。

ここまでが骨格。
あとは、中間枝です。

高い鶏頭は花の小さいものを、
真ん中の低い鶏頭は大きいものを選びます。

主枝の紫苑の前にもう一枚葉を添えます。

仕上げは、薄。

1.高い薄は、奥行きを添えるために後ろに向かう葉を1枚は残し
本体は前傾。主枝と並ばないように。
2.低い薄も短くなりすぎないように伸び伸びと。
3.右後ろに低く覗くように若い薄を1本。
鶏頭にもたれかからないようにきちんと独立させて。
4.葉は、あとから添える。

横から見たら、こんな感じです。
けっこう前傾。



小原流の「様式」は、何年もかけて構築された、
いちばん美しいとされるバランスのかたち。
きちんと覚えなくては。


<瓶花直立型の基本>
・主枝の長さは器の高さの1,5倍。前傾は15度以内。
・副枝の長さは主枝の3分の2。30度開いて60度前傾。
・客枝の長さは主枝の2分の1。真ん中に持ってきて80度前傾。
・指し位置は、主枝がいちばん左→客枝がいちばん右。
他の枝はすべて、主枝と客枝のあいだに納める。

090826瓶花

  • 2009.08.31 Monday
  • 13:22
お稽古用のお花が3組用意されていまして
どれを選んでもよし、花型も自由とのことでした。

まだいけたことのない花材(檜扇)が入っているものを選び
瓶花でいけることにしました。

花材:檜扇(ヒオウギ)、菊、吾亦紅(ワレモコウ)



主枝をたてていける場合、
「たてるかたち」「直立型」「花型なしの瓶花」の3つの選択肢があるわけですが
このいけ分けが、正直よくわかっていませんでした。
どのような花材のとき、どのような花器のときに
どの選択肢を選ぶのが最適なのか、ということ。

今回、「花型なしの瓶花」をいけようといけ始めたのですが
先生に「直立型でいけて」と指定されました。
先生に、正直にそのあたりが曖昧なんです、とお訊きして
あらためて説明していただきました。

まず、花器において
小原流指定花器でいうと「ひびき」

や、「あすか」

もしくは、ガラス器などにいける場合は、「たてるかたち」、
今回のお稽古で使用したような床の間に置くような花器や、
小原流の投げ入れ花器

の場合は「直立型」もしくは「花型なしの瓶花」がふさわしいのだそうです。

花材においては
主材が枝もののときは、「直立型」か「花型なしの瓶花」、
草花の場合は「たてるかたち」がふさわしいとのこと。

なるほどー

なんとなく頭の中が整理されました。
先生いわく「小原流もそこらへん、明確にすべきね」とのこと。
...ということは、きちんと文書化されていないというわけですね。
あー、マニュアルが欲しい...
だけど、「道」がつくものってマニュアルなんて無くて
お稽古のときに先生から教わって身に付けていくもののような気もするし。
こんなふうに、ひとつひとつ教わっていくしかないのかなー


さて、同じ花材で琳派調いけばなに挑戦したのは
お稽古仲間のしゅうさん。
まったく自信の無い私には出来ない荒業だ。
えらいなー



今までお稽古でいけてきた琳派調いけばなは
扇子の絵柄をイメージした「扇面画方」でしたが
これは、「円画方」。
大きな丸と小さな丸の中に描かれた絵をイメージしていける手法だそうです。
お着物の裾とか、襖の絵柄っぽいですね。


今回主材にした檜扇(ヒオウギ)ですが、
花が終わって実になってからの檜扇は、
別名「うばたま」とか「むばたま」と呼ばれるのだそうですが
「うばたま」というのは、短歌や俳句では「黒」の枕詞なんですって。
実の中に出来る檜扇が、ツヤツヤとした漆黒の種を持つから。


(写真は、http://markhime.blog24.fc2.com/からお借りしました)

その「うばたま」を枕詞にした歌を見つけました。

うばたまのわが黒髪やかはるらむ鏡の影にふれるしらゆき (『古今集』紀貫之)

身につまされる、いやーな感じの歌...(笑)


この日、しゅうさんが手作りの生キャラメルを持ってきてくれました。



美味しいー!
すごーい!
有名な某生キャラメルよりも甘さ控えめで
いくつでも食べられちゃいそう。

ごちそうさまでした♪

090311瓶花直立形

  • 2009.03.22 Sunday
  • 12:43
花材:雪柳、ガーベラ、レザーファン


先生に「なんのかたちでもいいわよ」と言われ
直立形でいけることにしました。
白い雪柳、ピンクのガーベラという可愛い組み合わせだったので
ちょっとぽってりしたあすかで。



雪柳は「こごめざくら」ともいう
ちいさな白い花が可愛いのですが
枝ぶりは暴れん坊で
私はそのミスマッチがすごく好きなんです。

ほとんど矯められないので手を加えずに
自然な暴れん坊っぷりをそのままいけますが
ゴミみたいに付いてるヒゲは、きれいに除きます。
ちょろちょろ枝も除きます。

ガーベラは基本的な花意匠でも使うお花ですが
それでもくるくると回してみて
いちばん表情がきれいに見える角度や向きでいけてあげます。
意外と微妙です。
高くいけるガーベラは、花首がきれいに見えるように。
低くいけるガーベラは、上を向けて受けになるように。
…と思ったけどちゃんとそうなってませんね。
もう少し客枝を寝かせても良かった気がします。


何級も上の大先輩が同じ花材でいけられていたので
写真を撮らせていただきました。
かっこいいー
さすが。

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