20130327自由表現 ニューサイラン、カーネーション、デルフィニウム

  • 2013.03.28 Thursday
  • 10:02
 

自由表現の作品は、キュッと締めたところと伸びやかなところのメリハリと緊張感が大事。
それと、器の特徴と花材の特徴を捉える。
花材は、出生とか季節とかではなくて、色や形状を捉える。
うまく言えないけれど、「自由表現」のときは花材の名前は忘れた方がいいのだと思う。
「カーネーション」ではなくて、「ヒラヒラの花びらを持つピンクの丸いもの」だし
「ニューサイラン」ではなく、
「しなやかでハリのある、長くて、巻いたり結んだり矯めて使える緑色のもの」、と捉えて
「花」というよりも「材」に重きを置く。

ニューサイランとか蔓とか、「線」を表現する花材は、出来上がったあとに「これ、どうなっているの?」
と思われることに心を砕いてます、私。


20120321 キウィ蔓、カラティア、カーネーション 自由表現

  • 2012.04.18 Wednesday
  • 14:47
 

花材:キウィ蔓、カラティア、カーネーション


初めて使う花器です。
自由表現の場合、花器の特徴を生かすというのがお約束のひとつなので、まずは花器を観察してその「特徴」をとらえます。
挿し口が2箇所あるっていうことと、真ん中にデザイン的な穴が空いてるということねー。

というわけで、二つの挿し口を両方使って、穴には蔓を通してみました。
カラティアを花器にふ踏んずけさせて留めて、葉先をくるりと巻いてちょっと表の模様を見せてます(わかりにくいですけど)。
キウィ蔓も花器の下に入れてるんだけれど花器がグラグラしてしまうので先っぽを平に削りました。

線と面とマッスという3つの要素を作ってみました。

先生に「あなた頭良いわね〜」と褒められました。
やったあ!



2010310自由花

  • 2010.03.15 Monday
  • 13:13
花材:白蔓、モンステラ、アネモネ



自由花は、花よりも器を見せるつもりで。
器の形をいかし、花材をただ置くだけではなく
器の特徴である部分と、花材のテンションを利用して
線、面、マッスの表現。

それぞれの花材を関連付ける。

器と花材が離れすぎないように。



研究会ではこんなのが出来ました。




白蔓と器が、離れすぎ。
白蔓とモンステラがぜんぜん噛みあっていない。

わかってるんですが
いじると全部動いてしまうし
白蔓が留まらなくなってしまう。
これでいっぱい、いっぱい。

イメージは出来ているのに
その通りにいけられない。

最近の私の課題は、テクニックです。

この回は、95の札は1つも立ちませんでした。
白蔓のクルクルを高いところで表現している方がたくさんいらっしゃいました。
どれもカッコいいと思ったんですが
そういう使い方をしている方は、
概して良いお点ではなかったようです。

やはり、器との関連性が大切なんですね。
この丸い「まどか」の特徴を見せることが肝要のようです。

そういう意味でも、私の白蔓はイケてませんでした。
クルクルのかたまりを、もっと器に近づけて
モンステラと関わり合うようにいけたかったー

モンステラとアネモネの入り方は、
お稽古のときよりも良かったように思います。




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20100303自由花

  • 2010.03.08 Monday
  • 00:00
3月の研究会が「自由花」なので
そのプレお稽古です。

花材:ミモザ、カスミソウ、カーネーション

自由花で見せる三要素は
面、線、マッス
だそうです。

今回は「面」を表現できる花材がなかったので
カーネーションに「面」と「マッス」両方の役割をしてもらいました。

「線」は、カスミソウで。
花を全部摘んでしまって
徐々に枝分かれしていく面白さを見せたいと思いました。
ほんとうはもっと手前をアミアミにしたかったんだけれど
先生から「やりすぎ警報」を発令されたので
適当なところでストップ。

左のもじゃもじゃと
右の、水の中のもじゃもじゃと
カスミソウの節の立った枝が
うまく繋がって不思議な感じに見えるといいのだけれど。









お社中の、しゅうさんの作品



ミモザの、花の部分だけを水に浮かべるという
この発想力が、すばらしい。

あと、ミモザの葉の中から
カスミソウのぽわぽわが出ているところが
すごく面白い。



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11月研究会 自由花

  • 2009.11.09 Monday
  • 00:23
花材:珊瑚水木、月桃(げっとう)、アンスリウム
花器:まどか

まず、お稽古のときの作品を。



珊瑚水木2本を一本に見えるように
大胆に使っています。
一本は花器の下から、まどかの足を利用してカーブさせ
先端は花留め(利休)に挿しています。
2本目は、花留めから、一本目の延長線に見えるように。

月桃は、根元近くまで切り込みを入れて
1枚を縦方向に切りました
左側に力が強いので
右にも少し月桃が出るように。

花留めは、見えないようにいけなければならないそうです。

珊瑚水木は、細かい枝を生かしてもいいし
このように全部切ってしまってもいいし
効果的に使える場合は1〜2本残してもいいそうです。

ポイントは、花器の特徴をいかして
円の動きを見せることと
珊瑚水木が一筆書きのように見えるように、とのこと。

さて、研究会。



お稽古のときにくらべると、珊瑚水木も月桃も長いですね(笑)
少し間延びしてしまったようにも見えますが
寸評をいただいたときに指摘されたのは
アンスリウムの仏炎包(緑色の芯の部分)の向きでした。
ほんとだー
お稽古のときと逆です…
あー、なんてこと。

ご講評の岩田先生のおっしゃったポイントは
空間、余白、強弱、リズム
この4つでした。

それにしても一緒に研究会を受けていた方たちの作品
どれもとっても素敵でした。

自由花なので、みなさんそれぞれのかたちで個性的。
どうやって留めているのか、
月桃の葉がどうなっているのか
不思議で美しくて楽しい!
ぜんぶカメラにおさめたいくらいでした。



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20091007自由花

  • 2009.10.12 Monday
  • 01:42


苦手な自由花。

花材:ニューサイラン、ヘリコニア、かすみ草
花器:まどか

自由にいけるといっても
まったくの自由ではありません。
先生が強調されていたことは2つ。

・その花材の特性をよく見て知って、その植物としての「勢い」を見せる
・花器の特性を生かす

ただ美しいだけではだめで
フラワーデザインとは違う、ということも言われました。

まどかを使う場合
花器の端から、反対側の端へ花材をぶつけてもどす、とか
弾力で留めるというような、
勢いのある花器と花材の使い方が必要のようです。

花留めは、出来るだけ使わない。
使うとしたら「利休」(扇形の剣山)をひとつだけ。

ニューサイランは、裂いて使ってもよいけれど
あまり細くすると弱くなるので(印象も、物理的にも)
1箇所だけ、とのことでした。

私は、どうしても作品がちまちましてしまうので
先生に「大胆に!細部にこだわるよりもまず構成をしっかり」と
注意をいただきました。

そんなに大きなお手直しは、なかったのですが
右に流れる葉は、先生があとから足してくださったもの。
これがあるとないとでは、大違いですね。

下の写真は、大先輩のHさんが
同じ花材でいけた作品です。
かすみ草の使い方が個性的です。
花を敢えて少なくして、茎を弾力で留め
そこにニューサイランをくるっと一回巻いています。


090715自由花

  • 2009.07.20 Monday
  • 02:14
この日のお稽古は、変形花器を使った「自由花」

花器の特徴をよーく見て
花材をよーく見て
それぞれの特徴を生かし
造形的にいけるお花です。

花材:モンステラ、デンファレ、姫蒲

お手直し前の作品は「やりすぎ」「ばらばら」(笑)
全部抜かれました〜
...じゃなくて、抜いていただきました〜(?)
写真、撮っておけばよかった。

諸注意とアドバイスをいただいていけなおしたのが、これ。



この花器は、写真ではわかりにくいのですが
手前と後ろに挿し口があって
独特の曲線と奥行きが特徴なので
それを生かします。

横からも写真を撮ったので
これで方向性がわかるかと思います。



モンステラ、蒲の葉と穂が
すべて左後ろ方向に向かうように。
そして、挿し口にデンファレのつぼみと、花一輪。

む、むずかしいです...

お稽古仲間のしゅうさんの作品
(しゅうさん、ありがとう)



すてきー
花器の丸っこいカーブをいかした作品。
先生が「まず、この花器、中を覗いてみたくなるでしょ」
うん、うん。
それで、花器の中にデンファレを浮かべるわけですね。

この花器を「カリメロ」と言った私。
誰もわかってくれませんでした。
年がバレる。

081112盛花

  • 2008.11.15 Saturday
  • 17:32
雲龍柳を使った盛花。
かたちは「自由」とのことでした。

花材:雲龍柳、中菊、唐胡麻
花器:丸水盤

「自由」といっても既存の型からアプローチしていきます。
最初は、観水型を元にいけてみたのですが、
中菊を客枝にして唐胡麻を添えたところ
先生から唐胡麻を客枝にした方がいいとのこと。
でも、もう客枝にするほどの長さの唐胡麻が残っていなかったので
先生が、主枝をぐっと奥に移動させて
写景風に変更です。

出来上がったのがこれ。



中菊は、敢えて一輪に。
そのほうが雲龍柳が引き立つ感じですよね。
唐胡麻は、赤い部分をちゃんと見せるようにします。

一緒にお稽古していた、他の方の作品も
写真に撮らせていただきました。
今は使わない「直立型B」に近い作品だそうです。



雲龍柳は、「雲」「龍」という字が付くくらいですから
ゆらゆらと立ち上る感じを表現したいです。
太い枝から細い枝が分かれているところを見せ
少し矯めて雰囲気を出します。

雲龍柳、初めて扱いましたけど、おもしろい!
またやりたいです。

最近、型のないお稽古をするようになってきましたが
思い出したことがあります。
小原流のお稽古を最初に受けたとき
今の先生ではなかったのですが
「型から入り、型から脱却する」的なお話があったのです。

そのときはピンとこなかったのですが
今は、「このことか〜」と
少し実感することが出来ます。
型から脱却するためには
その「型」がきちんと理解できていないといけないのですよね。
まだまだ勉強が必要です。

**************************

同じお稽古場に通うしゅうさんから
上記「直立系B型」ではなく
ただの「B型」である旨コメントいただきましたので
訂正いたします。

しゅうさん、ありがと!

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